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 【京都】華道の未生流笹岡の「初いけ式」が10日、京都市東山区のホテルで開かれた。門葉と呼ばれる弟子や、政財界の関係者ら約290人が参加。コロナ禍のもと、「明るい年に」との願いを込めて、家元の笹岡隆甫(りゅうほ)さん(46)が初いけを披露した。

 笹岡さんは、春の訪れなどを指す「一陽来復」をテーマに生けた。春の象徴としてピンク色の牡丹(ぼたん)のつぼみを選び、梅の枝や、緑、茶など様々な色が混在する照り葉ツバキと組み合わせ、老若男女が支え合う社会を表現した。「一陽来復は、厳しい状況の後に幸運が訪れるという意味合いもある。幸せな1年でありますようにという思いを重ねた」とあいさつした。

 式は、会場を定員の3分の1ほどの人数で使うなどの感染防止策をとった。選ばれた門葉8人も、正月を祝う「七五三(しめ)の若松」を生けた。(高井里佳子)

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