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 富山県内は10日も雪が続き、富山市中心部では積雪の深さが最大128センチを記録した。17人のけが人が出ているほか、氷見市では孤立状態の集落が生じた。雪は11日朝にかけて強まる見込みで、休校や鉄道の運休など、影響が続くとみられる。

 県によると、雪によるけが人は計17人(10日午後4時時点)。除雪中の転倒や屋根からの転落のほか、3人が除雪機で作業をしていて手指に大けがをしたという。また、氷見市によると、電柱の倒壊や倒木で道路がふさがれ、10日午後4時時点で4地区の79世帯約150人が孤立状態になった。体調不良を訴える住民はいないという。

 県が10日に立ち上げた雪害対策本部の会議に出席した富山地方気象台の担当者は、11日朝にかけて降雪が一時的に強まる恐れがある、と指摘。なだれや屋根からの落雪、電線や樹木への着雪、水道や路面の凍結に注意するよう呼びかけた。

 雪の影響がしばらく続くことから、県教育委員会は児童生徒の安全を確保するため、県立学校56校すべてについて、12日の休校を決めた。

 9日夕方以降、200台以上の車が立ち往生する事態になった東海北陸自動車道。福光IC―小矢部砺波JCT間では、10日早朝から富山県の災害派遣要請により、陸上自衛隊員約60人が除雪作業や、食料と燃料の補給に当たった。中日本高速道路金沢支社などによると、上下線合わせて最大約260台が足止めされていたが、同日午後5時時点で91台まで減ったという。

 ただ、県道などの通行止めは続いている。県によると、県道は10日午後2時時点で26カ所に及び、新田八朗知事は除雪作業をスムーズに行うためにも「車での不要不急の外出を控えてほしい」とのメッセージを出した。県内の主要道路の積雪状況などは「富山県冬期道路情報」(https://www.toyama-douro.toyama.toyama.jp/別ウインドウで開きます)やスマートフォン用専用アプリ「雪みち富山」で確認できる。

 交通機関も運休などを余儀なくされている。あいの風とやま鉄道は除雪作業のため、終日全線を運休。11日午前10時以降に運転を再開予定という。富山地方鉄道の路面電車も一部路線で運転を見合わせた。11日も一部路線で終日運休するという。(竹田和博、野田佑介、井潟克弘)

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