伊藤嘉孝
自衛隊が、新型コロナウイルスと鳥インフルエンザの「2正面作戦」を強いられている。隊員派遣が続いたほか、記録的な降雪となった地域にも派遣されるなどフル稼働だ。一方、日米共同訓練を初めて「リモート」で実施するなど、防衛の穴をあけないための苦肉の試行錯誤も続いている。
新型コロナ対応で人手不足に陥った医療機関への看護師らの派遣は、12月に北海道旭川市と大阪府で実施された。さらに都市部の医療体制の逼迫(ひっぱく)を踏まえ、菅義偉首相が今月4日、「必要ならば自衛隊の医療チームの投入もちゅうちょしない」と発言。岸信夫防衛相は、構えをさらに充実させるよう現場に指示した。
ただ、全国の自衛隊病院はすで…
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朝日新聞社会部