虹色の伊賀焼、夫婦茶碗ヒントに カップルが込めた願い

江湖良二
[PR]

 三重県伊賀市に住む男性カップルの嶋田全宏(まさひろ)さん(44)と加納克典さん(41)らが、性の多様性を象徴する虹色を使った伊賀焼の湯飲みをつくった。「虹焼」と名付け、ホームページを通じて販売を開始した。

 2016年に大阪から移住した2人は、LGBTなど性的少数者も含め、多様な生き方を認め合う社会を実現させようと、活動を続けている。虹焼は夫婦茶碗(めおとぢゃわん)をヒントに、伊賀で作陶している雲林院康成さんら移住者仲間の4人と協力して制作。デザイン、ロゴマークづくり、包装などそれぞれの専門を生かし、約10カ月で完成させた。

 高さ約8センチ、直径約7センチ。湯飲みのベースは緑色で、赤や黄色、青など虹色のしま模様をあしらった。カップルでない人にも提供するため、単体で発売。今後、地の色が黒や茶のもの、湯飲み以外にも、マグカップや皿などの焼き物にも挑戦したいという。

 嶋田さんは「6人の思いを込めた一品。陶器は生き物で、使うほど愛着が深まる」。加納さんは「伊賀焼という古いものと新しいライフスタイルをつなぐイメージを感じていただければ」と話す。

 ホームページ「僕らの移住生活」(https://www.bokuranoijyuseikatsu.com/別ウインドウで開きます)で受け付ける。税込み2900円(送料別)。伊賀市名張市内であれば直接届ける。問い合わせは(080・5638・6008)へ。(江湖良二)