高木文子
岐阜市の障害者の事業所が製造した「10人10色チョコレート」が昨年12月、発売された。利用者がそれぞれの個性を生かし、一つずつ飾り付けている。コロナ禍で事業所の仕事が減るなか、オリジナル商品で苦境を打開したいという。
チョコは3種あり、岐阜県産のユズや美濃白川茶、イチゴを使っている。1個8グラム前後で、具材の飾り付けが少しずつ違う。「誰がやっても華やかに仕上がるような材料を選びました」と、運営会社の丹羽久美子社長(41)は話す。
製造するのは、就労継続支援B型事業所「アンドワークス」(岐阜市六条北4丁目)。10~60代の15人ほどが利用し、6割は精神障害のある人だという。
事業所はこれまで商品用の布を折る仕事などを請け負い、利用者の収入は1時間あたり300円ほど。自家焙煎(ばいせん)のコーヒーも扱うが、コロナ禍で商業施設での販売イベントが中止されるなどして仕事が減っているという。「オリジナルの商品で収入増につなげたい」と丹羽さんは話す。
1個150円。チョコとコーヒーのセット(1080円~)もある。事業所の店頭やホームページで販売している。問い合わせはアンドワークス(058・216・4072)。(高木文子)
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