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 国連のグテーレス事務総長は11日、安全保障理事会と国連総会の両議長に対し、「継続して組織に奉仕できれば光栄だ」と再選に意欲を示す書簡を送った。今年末に任期切れを迎えるが、現時点で有力な対立候補もおらず、再選がほぼ確実視されている。

 朝日新聞が入手した書簡によると、グテーレス氏は「それが加盟国の意思であれば、2期目を仕えることができる」と通達。就任以来、国連改革や人権問題、気候変動対策に取り組んできたと訴えている。

 国連憲章は事務総長について、15カ国で構成される安保理が推薦し、国連総会(193カ国)が任命すると規定。ただ、拒否権を行使することができる米国、英国、フランス、ロシア、中国の安保理常任理事国5カ国が実質的な決定権を握っている。

 事務総長は任期5年で再選が可能。ポルトガル元首相のグテーレス氏は、2017年1月に9代目事務総長に就いた。7代目のコフィ・アナン氏、8代目の潘基文氏も2期10年を務めた。(ニューヨーク=藤原学思)