非婚の両親との極貧生活、そして暴力 救われたから救う

有料会員記事

斎藤博美
[PR]

 師走の日曜日の午後。川崎市中原区のNPO法人「ホッとスペース中原」の活動拠点となるビルの前に、野菜やレトルトごはん、焼きそばなどの食料品や雑貨がずらりと並べられた。台の下には「Take Free(ご自由にどうぞ)」の文字。生活困窮者に限らず、誰でも受け取れる。

 「本当に困っている人を見つけて、支援につなげたい」。法人代表で介護福祉士の佐々木炎さん(55)は狙いをそう語る。

 1998年に設立した法人は今、約70人のスタッフを抱える。高齢者や障害者を支援する事業所を運営するほか、刑務所や少年院を出て行き場のない人に、住む場所や働き口を紹介する活動も行っている。

 牧師でもある佐々木さんの、「いま困っている人を支えたい」という思いが活動を支える。

「暴力」でないよりどころ求めて

 佐々木さんもその両親も、厳しい環境で生きてきた。

 父親は事故で脳に障害を負い…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。