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 生きたウサギやハムスターをヘビに食べさせる様子を配信していた自称ユーチューバーの男性を、動物愛護団体が「虐待にあたる」と刑事告発した。動物愛護法は正当な理由なく危害を加えることを禁じるが、「生き餌」に関する規定はない。動画の内容をどう評価するか、捜査機関は難しい判断を迫られそうだ。

 「生き物が死ぬ瞬間が含まれます。見たくない方は終了して下さい」との警告で始まる複数のユーチューブの動画。ハムスターやウサギ、ウズラやモルモットが、それぞれヘビやトカゲがいるケージ内に放り込まれ、捕らえられて数分間かけて食べられる様子が生々しく映し出される。

「残虐な見せ物」 動物愛護団体が告発

 「爬虫(はちゅう)類ユーチューバー」を名乗る大阪府内の男性が投稿したもので、一部には捕食の瞬間をスローで強調する場面や、男性が動画の収益について「中古のベンツが買えるぐらい」とほのめかす場面も。一連の動画は昨年10月までに削除されたが、再生数が1万回を超えたものもあった。

 削除と前後して、横浜市の動物愛護団体「日本動物虐待防止協会」が同月、男性を動物愛護法違反(虐待)の疑いで大阪府警に告発した。同法は、人が占有する愛護動物(哺乳類、鳥類、爬虫類)に対し、正当な理由のない殺傷や、虐待(暴行、劣悪な環境下での飼育、ネグレクトなど)を禁じている。

 告発状によると、協会は昨年6~8月に男性が投稿した5本の動画について、爬虫類に小動物を捕食させる際、体を傷つけたり逃げ惑わせたりして、みだりに苦痛や恐怖を与えていると指摘。藤村晃子代表理事は「再生数を増やすため、ネットユーザーの興味を引こうとあえて残虐な見せ物にしている」と批判する。

反論するユーチューバー

 一方、男性は昨年11月に取材に応じ、「ハムスターやウサギが好きな人には残虐に映るかもしれないが、自分にとっては餌を与えているだけ。何が悪いのか」と反論した。

 ヘビやトカゲなど飼育する約3…

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