新型コロナウイルスの累計感染者数は世界で9千万人を超え、終息する気配はまだ見えません。そんななか、最初に感染が拡大した中国では感染防止に一定程度成功し、経済の回復も順調と言います。中国のコロナ対応について、北京で取材している中国総局の冨名腰隆記者に聞きました。
朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は次の通りです。
・最初に感染が広がった武漢は、いまどうなっている?
・中国はいかにして感染拡大を抑え込んでいるのか
・中国の対策に問題はないのか
◇
Q:新型コロナが広がってから1年が経ちました。
A:2019年の大みそかは、強く印象に残っている1日です。
この日は毎年、習近平国家主席が国民向けたメッセージを夜に発します。私はその内容を確認するために備えていたのですが、夕方、湖北省武漢市の衛生当局が「原因不明のウイルス性肺炎の発症が相次いでおり、27人の症例が確認され、うち7人が重体」と発表しました。
この時点では詳しい状況は分か…
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朝日新聞国際報道部