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 福島県相馬市の和田観光いちご園が10日、オープンした。真っ赤なイチゴが鈴なりのビニールハウス内はもはや「春」。開園式に招かれた保育園児は大きなお口を開け、「あま~い」実をほお張った。5月末までイチゴ狩りが楽しめる。

 7戸の農家で作る和田観光苺(いちご)組合では、約70のハウスで、章姫(あきひめ)やとちおとめ、さちのかなど7品種を栽培している。開園式には地元保育園児21人も並んだ。園児代表は「これからも甘くておいしいいちごを作ってください」。式後、子どもたちはさっそくイチゴ狩りに。汗ばむほどのハウスで、大きな実を見つけては、次々と口に運んだ。

 組合は2011年の震災による津波で半数のハウスを失った。それでも翌年、残ったハウスで再開した。復興事業で大型ハウス4棟を建設したが、栽培農家は半減し、栽培面積も約8割にとどまるという。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で、シーズン途中で休園した。今年は感染症対策をして準備を進めていた矢先に、1都3県へ緊急事態宣言が出された。斎川一朗組合長は「今年は実が大きく、甘いが、イチゴ狩りの客が増えることは望めそうがない。地方発送に力を入れたい」と話した。(佐々木達也)

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