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 【福島】新型コロナウイルスの感染拡大を受け、内堀雅雄知事は県内の状況を感染の急増を示す「ステージ3相当」に引き上げた。13日から2月7日までを緊急対策期間とし、法律に基づき酒類を提供する県内全ての飲食店に営業時間の短縮を要請し、県民には不要不急の外出自粛を求める。

 緊急対策では、接待を伴ったり、酒類を提供したりする飲食店に午後8時~午前5時の営業自粛を要請。協力する店は午後8時までの営業(酒類提供は午後7時まで)となり、1日当たり4万円の協力金が支給される。準備期間を考慮して15日からの実施だが、13日から前倒した場合も協力金を払い、最大104万円が支給される。

 県民には不要不急の外出自粛を求め、特に午後8時以降の徹底が必要とするほか、首都圏など感染拡大地域への往来も不要不急時の自粛を求める。また、県立学校には宿泊行事や部活などでの合宿、遠征の停止。受験などで緊急事態宣言地域と往来した際は健康観察の徹底などを求めた。さらに、宿泊料金から5千円を割り引く県の宿泊割引事業(県民割)の新規利用の申し込みも停止した。

 新型コロナの感染状況は病床利用率など六つの指標をもとに4段階に分類される。県内はステージ2(漸増)だったが、入院者の病床使用率が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)、療養者数はステージ3の目安を超えている。

 内堀知事は「県民と危機感を共有して対策に取り組む」と述べた。(荒海謙一)

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 福島県は12日、新たに男女23人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者数は計1276人になった。

 判明した感染者には済生会川俣病院(川俣町)の職員1人が含まれ、同病院でのクラスター(感染者集団)は9人になった。

 感染者の内訳は、須賀川市12人▽福島市、郡山市、相馬市各2人▽いわき市、川俣町、棚倉町、磐梯町、東京都各1人。8人の感染経路が不明という。

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 郡山市新型コロナウイルスワクチン接種専門委員会の初会合が12日開かれた。市や市医師会から約35人が参加、早ければ2月下旬から始まる市内での接種に向けての準備作業や、市民の不安払拭(ふっしょく)に向けた取り組みなどを話し合った。

 国は先月、ワクチン接種の概要や開始スケジュールを示した。接種場所は原則住民票の所在地で、大人数を一斉に接種できる会場を準備する必要などがあり、同市は12日、副市長を本部長とするプロジェクトチームを設置した。

 同市では市民約33万人に2回接種する想定で、今月からシステム改修や接種券の印刷などを始め、2月からは市民の問い合わせ窓口となるコールセンターを設置する。(見崎浩一)

県の緊急対策ポイント

○期間は1月13日~2月7日

○飲食店の時短営業

 15日以降、接待を伴う飲食店や酒類を提供する飲食店は午後8時まで(酒類提供は午後7時まで)。1日当たり4万円の協力金。13日からの時短も協力金の対象。

○不要不急の外出自粛

 特に午後8時以降の徹底。感染拡大地域との不要不急の往来も自粛を。

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