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 鳥取県江府町、日野町、日南町の3町が、高校生を対象に開設した「日野郡公設塾まなびや縁側」の塾生が、新作ご当地カレー作りに挑戦している。日野町特産のシイタケを使い、町オリジナルキャラクター「しいたん」にちなんで「しいたんが作るしいたけカレー」と名付けた。レトルトカレーにして商品化が予定されている。

 挑戦しているのは日野高校3年の増田京夏さん(18)と舩越美里さん(17)。日野郡ふるさと教育推進協議会のコーディネーター片平誓子さん(57)が、しいたんを使った町のPRに取り組んでいた2人に声をかけ、塾の探求活動として昨年10月からレシピ作りが始まった。家事を担っている30代から50代をターゲットに「たまには手抜きをして地元のシイタケが入ったカレーをたくさん食べてほしい」という思いを込めた。

 12月上旬、2人のレシピをもとに、松江市東出雲町のカレー工房ダーニャの門脇幹尚さん(38)が試作のレトルトカレーを作り、関係者で試食した。「味がうすい」「シイタケは大きくてもいい」などの感想があった。このため、門脇さんに指導してもらい、味に深みを出すなどの改良を加えた。干しシイタケを使い、戻し汁も加え、シイタケを大きく切って強調した。

 日野町山村開発センターで12月16日、改良したカレーを作り、町職員など約20人が参加して試食。感想をもとにさらに改良して完成させる。増田さんのデザインをもとにパッケージも作る。2月ごろには日野町の「金持テラスひの」や江府町と日南町の道の駅で販売する予定だ。ふるさと納税の返礼品にもするという。

 増田さんは「カレールーをどうするか苦労した。大きく切ったシイタケを食べてほしい」。舩越さんは「楽しかったし、勉強になった。料理は苦手だったけれど、2人で作って食材の切り方なども考えた」と話し、商品化を喜んでいた。

 日野町では、「日野町JK課」の高校生が「鳥南カレー」を商品化し、現在も売れている。(大谷秀幸)