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 大分県宇佐市は3月、同市安心院町に県内で初めて導入される信号のない環状交差点(ラウンドアバウト)の中央部分にモニュメントを設置する。町の自然や特産のブドウなどをモチーフにした斬新なデザインで、観光振興なども狙う。

 ラウンドアバウトは信号のない円形交差点に車が交互に出入りする。車が減速するため出合い頭の重大事故や信号待ちの時間が減少するとされている。県は2019年10月から安心院支所前の交差点で社会実験を行い、効果があったとして来年度の供用開始に向けて工事を進めている。

 モニュメントの名称は「盆の棚」。直径8メートルの格子状の円形棚から長短210本の7色の棒がぶら下がる構造だ。かつて湖だったとされる安心院盆地や立ちこめる靄(もや)、ブドウ棚が広がる景色などをイメージさせるアート色の強いデザインになっている。8社の中からプロポーザル方式で大分市の「塩塚隆生アトリエ」の企画が採用された。事業費は990万円。

 安心院支所によると、対面の視界を確保するために棒の数を当初のデザインより減らすなどの工夫をしたという。担当者は「遠くから環状交差点があることがわかり、事故防止などに効果があると思う」と話している。(大畠正吾)

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