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 石木ダムの建設に反対する長崎県川棚町の水没予定地・川原(こうばる)集落の住民の運動は、ダム問題を自分のこととしてとらえる支援者たちに支えられてきた。12日、1千日を迎えた建設現場での座り込みにも支援者の姿があった。

 ダム事業の目的の一つは隣の佐世保市への水道水供給だ。2010年3月の第1次座り込みから参加している同市の宮野和徳さん(76)は「ダムの受益者とされている私自身の問題。沖縄の基地問題が、日本人である私の問題であるのと同じです。佐世保の水は足りている」と語る。

 宮野さんと同時期から支援を続けている同市の松本美智恵さん(69)は「座り込みに象徴される住民の揺るぎない思いがあるから、県は本体着工さえできない。裏を返せば、住民や県民を納得させる正当性がないということ」「水はあるに越したことはないでしょうが、住民の人権と秤(はかり)にかければ、今は、足るを知るべき時です」。

 座り込みの住民も、支援者も70歳前後。川原集落の石丸勇さん(71)は「支援者は、自分は当事者という意識で来てくれる。頭が下がります」と話していた。(原口晋也)

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