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 18歳未満の女子高校生にわいせつな行為をしたとして、佐賀県教育委員会は12日、県内の市町立中学校に勤務するという30代の男性教諭を懲戒免職処分にしたと発表した。県教委は免職にもかかわらず、匿名で発表したことについて「被害者が個人の特定を恐れている」と主張したが、その被害者となる女子高校生に聞き取りはしていないという。

 県教委によると、教諭は2019年5月ごろに3回、女子高校生を誘ってホテルに行き、体を触った。20年12月になり、教諭が校長に相談して発覚。県教委は「罪悪感があり、自ら申し出た」としている。

 会見した青木勝彦副教育長に対し、報道陣は教諭の実名や、どうやって出会ったのか、教え子だったかどうかなどを尋ねたが、答えなかった。

 青木副教育長は「被害者保護のために、(女子高校生)本人には聞いていない」とし、教諭を匿名にした理由は「これまで被害に遭った生徒の気持ちの記録を見ると、個人の特定を一番不安に思っていた」と語り、今回も同様と判断したと主張した。

 また、教諭は県警にも申し出たというが、県教委は捜査がどうなっているか、把握していないという。