鉄道車両「青ガエル」の補修費募集 目標金額を達成

加賀谷直人
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 忠犬ハチ公の縁で、東京の渋谷駅から秋田県大館市に移設された鉄道車両「青ガエル」の補修費用を賄うガバメントクラウドファンディング(GCF)が、昨年末の募集終了までに目標金額を達成した。補修作業を終えた青ガエルは3月下旬にお披露目する予定だ。

 観光交流施設「秋田犬の里」の広場に設置された青ガエルは、長年風雨にさらされたため、全体にさびなど老朽化が目立った。市は雪国の環境に耐えるため全面塗装など補修が必要と判断。ふるさと納税の寄付金の使い道を具体的に示すGCFで補修資金を募った。

 目標は補修費の1割に当たる118万円だったが、昨年末までに62件145万5千円の寄付があり、目標を上回った。返礼品とした車両のさび落としや塗装の体験には1人が参加した。市の担当者は「目標を達成できてほっとした。雪どけの状態を見ながら再お披露目の日を決めたい」と話している。(加賀谷直人)

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