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 県警が昨年1年間に受けた110番の件数は約82万件で、前年から約2万7千件(3・2%)減って、統計がある2015年以降で最少だったことが県警のまとめでわかった。県警は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う昨春の緊急事態宣言で人の移動が減り、交通事故などの通報が減ったためとみている。

 通信指令課によると、緊急事態宣言が出た昨年4月の通報は、前年比約16%減の約5万7千件、5月は同約10%減の約6万4千件だった。コロナ関連の通報は2カ月で計約710件あり、マスクの万引きや、県外ナンバーの車両による渋滞のほか「くしゃみをかけられた」といったものも。泥酔者絡みの通報が減った一方、騒音苦情が増えた。

 通報を受けて現場に出動したのは年間で約42万件。このうち、交通事故や渋滞などの「交通関係」が前年から約9%減って、約20万8千件だった。

 一方で、免許更新の問い合わせなど出動が不要な通報は、前年比約2%増の年間約29万件寄せられた。同課は事件事故や災害など以外は、最寄りの警察署や警察相談専用電話(#9110)の利用を呼びかけている。(小寺陽一郎)