パチンコ、ジム「時短は難しい」 千葉の街で聞いた本音

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重政紀元、青山祥子、寺沢知海 今泉奏
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 新型コロナウイルス感染抑制のため、飲食店へ向けた午後8時までの営業時間短縮要請が12日、千葉全県へ拡大された。県は運動、遊興施設などへも時短営業への協力を求めたが、協力金が支給されず、応じない店舗も相次いでいる。

居酒屋

 感染者数が12日時点で6人にとどまる大多喜町。町内で居酒屋を営む男性(60)は「こういうご時世だし、店を開けていると周囲の目もある」と要請に応じた。全期間要請に応じた飲食店には1日あたり6万円の協力金が支給されるが、「売り上げには到底届かない。苦しい状況に変わりはない」。

 成田市でも、多くの店が要請に応じた。市内で「大和寿司(すし)」と「鮨(すし)やまと」の2店を営む大和田宜詳さん(49)は「1月の売り上げは前年の半分以下でしょう」とため息をつく。昼営業を始めることも考えており、「テイクアウトに力を入れるなど、出来ることをやるしかない」と話した。

 特措法に基づかない「お願い」(森田健作知事)で協力金が出ない施設では対応が分かれた。

運動施設

 コナミ、セントラルスポーツなどの大手フィットネスクラブは、1都3県の大型施設を午後8時までの営業とした。コナミの広報担当者は「義務はないので(応じるか)社内でも議論はあった。ただ午後8時以降外に出るのを控えるという宣言の趣旨を考えると、企業としての責任がある」と話す。

 一方、県内で7店舗を営業するフィットベイト(習志野市)は感染対策を徹底したうえで、一部店舗で24時間営業中。檀谷謙介社長は「利用者のピークは午後8時。それで営業を止めたら経営は厳しい」。

遊興施設

 県内の約330のパチンコ店が加盟する県遊技業協同組合は、営業時間の短縮は要請していないという。担当者は「補償も法的な根拠もないなかで、組合から要請するのは難しい。各店舗の判断に任せるしかない」と打ち明ける。

 1都3県でパチンコ店を運営するピーアークホールディングス(東京都)は感染対策を徹底し、ネオンの消灯や広告の自粛を行った上で、午後8時以降も営業する。担当者は「今後の国や自治体の判断次第で、対応が変わる可能性もある」。千葉市などで店を運営する別の会社の担当者は「昨年の休業要請などで経営状況は厳しくなっている。ほとんどの店が営業時間の短縮はしないのではないか」と話した。

 映画館の京成ローザ⑩(千葉市)は12日から午後11時までの営業を午後8時までにした。「非常に苦しい状況だ」と支配人の堀川博史さん(51)。設備の維持費など、運営には固定費がかかるといい、「何らかの補塡(ほてん)をして欲しいのが本音」と話した。

協力金、飲食店だけ(重政紀元、青山祥子、寺沢知海)

 「これがラストチャンス。み…

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