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 トランプ米大統領が米連邦議会議事堂襲撃事件を扇動したとして弾劾(だんがい)訴追決議案が提出されたことをめぐり、トランプ氏は12日午前、記者団に対し、「歴史上最も大がかりな魔女狩りの続きだ」と強く反発し、「この弾劾はすさまじい怒りを引き起こし、我が国にとってすさまじい危険をもたらすだろう」と語った。

 決議案では、議事堂襲撃事件の前にトランプ氏が自身の支持者に集会で「死にものぐるいで戦わなければ、この国はこれ以上もたない」などと発言したことを重視。「米国政府と、その政府機関の安全を脅かした」として、トランプ氏を「反乱の扇動」で訴追することを求めている。しかし、トランプ氏は12日、自身の演説内容を「完全に適切だった」と正当化した。

 米連邦捜査局(FBI)の内部文書によれば、20日のバイデン次期大統領の就任式までの期間に、首都ワシントンや全50州の州都で武装集団が抗議活動を計画しているという。警備のためにワシントンに州兵1万人以上が派遣される予定で、ワシントン記念塔などが閉鎖になっている。

 一方、トランプ氏は、襲撃事件をきっかけに自身のツイッターが永久停止になるなどソーシャルメディア企業が過激な投稿を規制し始めたことについて、「彼らは破壊的な間違いをしている。彼らは分断を深めている」などと批判した。(ワシントン=園田耕司)