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 東京都は13日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1433人確認したと発表した。12日は970人と8日ぶりに1千人を下回ったが、再び1千人超となった。また、「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO(エクモ))を使用」とする都基準の重症者数は、過去最多だった前日から3人減って141人となった。

 また、新たに13人の死者が発表され、このうち50代女性と80代男性の2人が自宅療養者だった。独居していた50代女性は高血圧などの基礎疾患があったが、発熱などの症状が比較的軽かったため自宅で療養していたという。

 80代男性は感染が判明した翌日の8日に「熱が上がった」と同居する家族から連絡があり、保健所が入院先を調整。だが搬送先の医療機関が見つからず、症状が収まってきたため、自宅療養で様子を見ることにした。11日朝に家族から「症状が悪化してきた」と連絡があり、医療機関に搬送されたが同日中に死亡したという。男性は糖尿病を患っていたという。

 都によると、都内の自宅療養者が死亡したのはこれで計3人となった。都の担当者は「適切に入院できていたら、こういう事態を招かなかったかもしれない。リスクの高い感染者はできる限り、入院できるよう調整していきたい」と話した。

 都内では12日時点で、新型コロナの入院患者が3427人に上り、過去最多を更新している。医療提供体制が逼迫(ひっぱく)している状況について、東京都医師会の尾崎治夫会長は同日の記者会見で、「感染者が1日2千人出てくる状況ではいたちごっこのよう」と表現。「緊急事態宣言が出ている1カ月、どう感染を抑えるか。お一人お一人が考えて、行動してほしい」と呼びかけている。