梅田の巻き添え事故、高校生を書類送検 重過失致死疑い

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 大阪・梅田の商業施設「HEP(ヘップ) FIVE(ファイブ)」で昨年10月、屋上から男子高校生(当時17)が転落死し、下にいた女子大学生(当時19)が巻き添えになって亡くなった事故で、大阪府警は13日、この高校生を重過失致死の疑いで、容疑者死亡のまま大阪地検に書類送検した。当時、施設前の路上に大勢の人がおり、重大な事故を招くことを高校生が予測できたと判断した。

 曽根崎署の発表によると、大阪府内の府立高校2年の男子生徒は昨年10月23日午後5時50分ごろ、施設10階の従業員フロアから屋上に侵入。建物の周囲を行き交う人たちを巻き添えにする危険性を認識しながら飛び降り、路上を歩いていた兵庫県内の大学2年の女性に直撃し、翌日に死亡させた疑いがある。

 男子生徒は死亡したため不起訴となる。事故前、SNS上に自殺をほのめかすような書き込みをしたり、学業に悩む様子を周囲に見せたりしていたという。

 施設を所有する阪急阪神不動産によると、男子生徒は転落の約2時間前にも屋上に侵入し、警備員に連れ出されていた。屋上に通じるドアは当時、火災などの避難時に備え、誰でも解錠できるようにしていたが、事故を受け、火災報知機などと連動した電子錠に変え、勝手に開けられないようにしたという。