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 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日の夕食会の費用を補塡(ほてん)した問題をめぐり、野党の「桜を見る会」追及本部は13日までに、安倍前首相に求めていたホテルの明細書や領収書の提示について、再び拒否する内容の回答があったことを明らかにした。

 野党側は昨年12月28日、安倍氏側に対し、会場となったホテルが発行した明細書と領収書、費用を補塡した原資となる収入の記載など計4点について、議院運営委員会に提示するよう求めた。安倍氏側は今月5日付の文書で、明細書や領収書について「事務所にはない」「(ホテル側が)再発行もしない」などの理由で提示できないと回答した。

 これを受け、野党は6日に文書で再質問。明細書や領収書を、ホテル側に再発行するよう依頼したのかを改めて問いただした。

 これに対し、安倍事務所は12日付のファクスで回答。「すでに記者会見、衆参議院運営委員会の答弁、1月5日付回答書で回答している通り」として、野党の求めを再び拒否した。

 追及本部事務局長で立憲の黒岩宇洋氏は13日、朝日新聞の取材に「国会や国民に説明をする意思がない。真相が明らかになるまで追及を続ける」と述べた。(山下龍一)