辻健治
拡大する担架の代わりに毛布を使って負傷者を安全に早く運ぶ障害物レース「レスキュータイムアタック」=シンク提供
1月17日で発生26年になる阪神・淡路大震災の被災者が、自身の経験を基に考案したスポーツがある。その名も「防災スポーツ」(防スポ)。体力を高めながら災害時に生かせる知識と技術を学んでもらう狙いだ。
防スポでは災害前と災害発生時、そして復旧・復興を想定したメニューに分かれている。荷物を積んだ一輪車を押したり、水をくんだバケツを運んだりするスピードを競う。救助など様々な作業に役立つ要素に競技性が盛り込まれている。
タイムトライアルにして目的意識を明確にしつつ、チームが力を合わせてコミュニケーションの重要性を学ぶ内容としている。
事業を展開するスポーツコンサルティング会社、シンク(東京都千代田区)の篠田大輔社長(39)は、兵庫県西宮市育ち。
拡大する「防災スポーツ」の普及に取り組む篠田大輔さん=2020年12月21日、東京都千代田区、辻健治撮影
中学1年だった1995年1月17日早朝、地響きで目覚めると2階建ての自宅は激しい揺れに襲われた。
家具が倒れ、篠田さんは本棚か…
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朝日新聞社会部