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 福岡県太宰府市の女性暴行死事件で、佐賀県庁で13日に記者会見を開いた遺族2人は、いまだに消すことができない県警への不信感などを語った。

 この日、亡くなった女性の母親と妹が佐賀市の県警本部を訪れ、建物内にある県公安委員会の事務局に、第三者による調査委員会設置などを求める文書を提出した。

 会見では県警の内部調査について、妹が「県警は、私たちの質問に答えただけなのに、『聞き取り』となっている。どうしても納得がいかない」。公安委の委員は3人で、委員長は安永恵子弁護士、ほかは吉冨啓子氏と牛島英人氏が務める。母親は「公安委なら、もっと深く調査してくれると期待している」と話した。

 県警トップの杉内由美子本部長は、一連の対応に関する報道陣の質問には直接答えない姿勢を続けている。妹は「本部長は同じことしか言わず、真摯(しんし)に向き合っているか、いまだに疑問に思う。本部長の言葉で報道機関に、そして県議会で話してほしい」と求めた。母親は「いつも何かの紙を見て話している。本当の気持ちを伝えてほしい」と訴えた。

 家族は公安委にできるだけ早い回答を求めている。県警への不信感と、家族を亡くした遺族の思いを込めた手紙も出したという。(大村久、平塚学)