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 新聞産業各社の労働組合で作る日本新聞労働組合連合(新聞労連)は13日、民主主義の発展や人権擁護に貢献した記事を表彰する第25回新聞労連ジャーナリズム大賞に、朝日新聞取材班の「子どもへの性暴力」をめぐる一連の報道など2件を選んだと発表した。

 選考委員会では「『魂の殺人』とも呼ばれ、タブー視されてきた性暴力に真正面から向き合い、被害の実相をセンシティブに描写するとともに、被害者の声や心に沿って丁寧に綴(つづ)られた」「当事者が助けを求めにくい社会構造に問題があるという視点を浮かび上がらせている」と評価した。

 「子どもへの性暴力」は2019年12月に第1部「語り始めた当事者」が始まった。これまでに第2部「家の中で」、第3部「消費する社会」も掲載されており、今後も続く予定。

 他の受賞作は次の通り。

 【大賞】連載・エンドロールの輝き―京アニ放火殺人1年、連載・ユートピアの死角―京アニ事件(京都新聞)【優秀賞】連載・「独り」をつないで―ひきこもりの像―(沖縄タイムス)▽ヤングケアラー 幼き介護キャンペーン(毎日新聞)▽眠りの森のじきしん(神戸新聞)【特別賞】「時代の正体・差別のないまちへ」など一連のヘイトスピーチにあらがう記事(神奈川新聞)▽戦後75年 証言を掘り起こし「戦争死」の実相を探った一連の報道(琉球新報)【疋田桂一郎賞】消防職員の自殺問題を巡る一連の報道(共同通信)▽記者 清六の戦争(毎日新聞)