石川友恵
新型コロナウイルスの影響で苦境にあえぐ地域の飲食店を支援しようと、香川大の学生が店のメニューやクーポン、テイクアウト情報を載せたフリーペーパーを作成した。
法学部3年の山川智大さん(21)が企画した。オンライン授業が続くなか、学生から人気だった大学近くの定食屋が閉店した。厳しい状況にある飲食店の力になりたいと思案し、幅広い世代に紹介するフリーペーパーづくりを考えついた。
テニスサークル仲間の木林宏介さん(20)と谷口保志さん(21)に声をかけ、昨年9月から高松市内の飲食店を回った。最初は掲載を断られることが多かったが、何度も足を運び、市中心部の商店街にある居酒屋やインドカレー、カフェなど11店舗から承諾を得た。
フリーペーパーでは学生のおすすめとして各店の「絶品メニュー」を紹介し、料理の具材やテイクアウトの情報も載せた。外観や料理の写真を入れるなどデザインは自分たちで練った。店側の協力を得て、読者がフリーペーパーを持参すると100円引きやコーヒー無料などのサービスを受けられるようにした。
昨年12月上旬に完成。友人にも声をかけ、10人ほどで手分けして高松市中心部の1万戸に配り終えた。
掲載に協力した同市田町のカフェ「グレコ」の店主八十川卓さん(45)は「実際にペーパーを手に店を訪れる人もいる。店のことを思って行動してくれるのはうれしい」と話した。
一人暮らしをしているという山川さんは「これまで飲食店にお世話になる機会が多かった。魅力を再認識してもらい、支援につながれば」と願っている。(石川友恵)
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