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 新型コロナウイルスの感染が拡大している愛知、岐阜の東海2県を含む7府県に、政府の緊急事態宣言が発出されることを受け、三重県の鈴木英敬知事は13日、新型コロナ対策本部の本部員会議を14日午前に開き、県独自の「緊急警戒宣言」を発出することを明らかにした。

 宣言では、生活の維持に必要な場合を除いた県境を越える移動の自粛、親族間でも大人数や長時間の飲食を避けることなどを要請する。酒類を提供する飲食店に対する営業時間の短縮については、愛知県や大阪府などとの往来が多い地域や県内の感染状況の動向を踏まえ、地域を限定して要請し、協力金を支給する。また、出勤者の5割削減をめざした在宅勤務(テレワーク)の推進も求める。

 一方、夜間の外出自粛は求めない方針という。宣言の詳細は、14日の本部員会議で公表する。宣言解除の時期については、鈴木知事は「県内の感染状況や、愛知県、岐阜県の(緊急事態宣言の)解除のタイミングを見て、総合的に判断する」とした。

 さらに、県内でも直近の感染者数が急増していることに触れ、「非常に厳しい状況が続いている」として、理解を求めた。(大滝哲彰)

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 三重県と同県四日市市は13日、10歳未満~90代の男女33人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の感染者は延べ1644人になった。

 四日市市によると、市内の病院で勤務する30代男性医師が感染。市は病院の患者や職員など計66人の検査を進めている。

 県によると、クラスター(感染者集団)が発生している伊勢市の介護施設「認知症対応型共同生活介護事業所正邦苑城田」では入所者2人が感染。この施設での感染者は計15人になった。また、別の介護施設でも利用者3人の感染が確認された。

 県は保健所内の伝達ミスで、陽性が判明してから3日間、感染者に入院調整などの連絡をしなかった事案があったことを明かした。感染した男性は自宅で待機しており、容体の変化はなかったという。検査をした医療機関から保健所に陽性判明の連絡があったが、担当者に伝わっていなかった。県は「連絡体制を見直し、再発防止に努める」としている。

居住地別の感染者数(13日)

 津市5▽四日市市2▽伊勢市5▽松阪市2▽桑名市1▽鈴鹿市1▽名張市1▽尾鷲市5▽亀山市4▽いなべ市3▽志摩市1▽伊賀市3

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