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 高校入試の内申点に関わる府独自の統一テスト「チャレンジテスト」が13日、府内の公立中学校など約480校であった。国が2度目の緊急事態宣言を出すのを間近にひかえ、新型コロナウイルスの感染防止対策をとりながら、約13万4千人がテストに挑んだ。

 大阪府教育委員会によると、今年度のテストは当初、中1~3年生を対象にしていた。だが、昨年6月に予定されていた中3向けのテストは長期休校による影響を踏まえ、中止に。1、2年生については、予定通りの実施となったが、学習の遅れを考慮し、約2カ月間分の学習内容を出題範囲から除外した。

 大阪府枚方市長尾谷町1丁目の市立長尾西中では、約350人がテストを受けた。こまめに手を洗ったり、テスト中も教室の窓を開けて換気したりして感染対策をした。同校の石川裕子校長は「テスト後も、生徒が安心できるように予防に取り組んでいきたい」と話した。

 感染が広がる中でのテストに反対する声もあった。教員や保護者でつくる「子どもをテストで追いつめるな! 市民の会」は昨年5月以降、今年度のテストを中止するよう、府教委に繰り返し、要望書を出してきた。

 同会メンバーの志水博子さんは、「通常の授業日とは違い、テストは『休めない』と体調不良でも登校する子がいる」と指摘した上で、「緊急事態宣言が出るようなタイミングでやるべきではない」と話した。テストを実施したことに対する抗議文を13日、府教委に送付したという。

 府教委小中学校課の担当者は「休校が明けて以降、大きな学習の遅れもなく、現在も通常通りの授業が行われているため、テストを実施した」と話した。(山田健悟)

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