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 愛知県の岩倉市教育委員会は、発掘調査を続けている同市川井町の下田南遺跡で現地説明会を16日に開く。2019年から始まった調査は終盤を迎え、現場公開は今回が最後。出土した飛鳥~奈良時代のすずりや瓦なども展示される。

 市教委によると、これまでの発掘で掘立柱(ほったてばしら)建物跡や竪穴建物跡が各40棟以上見つかった。須恵器のふたを転用したすずりや、丸い形の円面硯(えんめんけん)の一部も相次いで出土し、古代の集落だけでなく役所も存在したとみられる。軒丸瓦の一部は、遺跡から約200メートル離れた薬師堂地区の廃寺跡から以前に見つかった瓦と同じ文様だという。

 今回公開する現場では、掘立柱建物跡や方形土坑群などが見られる。発掘は県の工業用地開発に伴うもので、すでに調査済みの区画は埋め戻されている。

 16日は午前10時と午後1時の2回。予約不要。雨天の場合は現地事務所で遺構写真や出土品の展示のみとなる。(荻野好弘)

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