トランプ氏が演説投稿、襲撃事件を非難 弾劾には触れず

ワシントン=園田耕司
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 米下院から弾劾(だんがい)訴追されたトランプ大統領は13日、ホワイトハウスのツイッターアカウントに約5分間の演説動画を投稿した。自身の支持者が連邦議会議事堂を襲撃した事件を「明確に非難する」と述べ、「暴力と破壊活動は絶対に我が国にあってはならない」と改めて強調した。一方、事件をめぐる自らの責任や弾劾訴追、大統領選でバイデン次期大統領が勝利したことには触れなかった。

 トランプ氏は動画で、20日に行われるバイデン氏の就任式までに、首都ワシントンや全50州の州都で武装集団が抗議活動を計画していると明らかにした。そのうえで「すべての人々は法執行機関の指示に従わなければいけない」と訴えた。

 トランプ氏は、6日の演説で支持者に「死にものぐるいで戦わなければ、この国はこれ以上もたない」などと訴え、議事堂での抗議を呼びかけたとして弾劾訴追された。12日は記者団に対し、演説が「完全に適切だった」と述べ、発言を正当化していた。13日の動画では、襲撃事件について「ショックを受け、深く悲しかった」としたが、自身の発言には言及しなかった。(ワシントン=園田耕司