エチオピア政府軍、元外相を殺害 北部州拠点政党の幹部

ヨハネスブルク=遠藤雄司
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 アフリカ東部エチオピア政府は13日、北部ティグレ州を拠点とする政党ティグレ人民解放戦線(TPLF)に対する軍事作戦で、TPLF幹部で元外相のセイヨム・メスフィン氏を政府軍が殺害したと発表した。政府軍は今月上旬にもTPLF創設メンバーの一人、セブハット・ネガ氏を拘束したと発表しており、TPLFの弱体化がさらに進みそうだ。

 セイヨム氏はTPLFが中央政府で実権を握っていた1991年から2010年に外相を務めた。政府の発表やロイター通信によると、降伏を拒否して政府軍と銃撃戦となり、殺害された。政府軍はほかにTPLF幹部3人を殺害し、元政府軍の軍人など5人を拘束したという。

 政府軍とTPLFの軍事衝突は昨年11月4日、TPLFが政府軍施設を襲撃したとして、アビー首相が「反撃」を命じて始まった。政府軍はTPLFを圧倒し、同月28日に本拠地の州都メケレを制圧。TPLFはメケレから撤退したものの、戦闘を続ける方針を示していた。(ヨハネスブルク=遠藤雄司