中国、日本人2人の懲役刑確定 スパイ行為に関係と起訴

北京=冨名腰隆
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 中国でスパイ行為に関わったとして起訴され、実刑判決を受けた日本人2人の上訴が昨年、棄却されていたことが分かった。加藤勝信官房長官が13日の会見で明らかにした。中国は二審制のため、2人の実刑判決が確定した。

 日中関係筋によると、上訴を棄却されたのは2018年に懲役12年と財産20万元(約320万円)没収の判決を受けた北海道の男性(75)と、19年に懲役6年、財産5万元(約80万円)没収の判決を受けた日中友好団体幹部の男性(63)。昨年11月9日に北京市高級人民法院(高裁に相当)で上訴審の判決公判が開かれ、いずれも訴えが棄却されたという。どのような行為が罪に問われたかなど、詳しいいきさつは明らかになっていない。

 中国では15年以降、スパイなどの容疑で拘束された日本人が少なくとも15人に上り、うち9人が懲役の実刑判決を受けた。加藤氏は会見で「中国側に対し、様々な機会を通じて早期帰国の実現や司法プロセスの透明性確保などを働きかけている」と述べた。(北京=冨名腰隆)