「僕の東京五輪が終わった…」 裁判で夢破れた者の無念

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吉永岳央
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 登っている壁は、東京オリンピック(五輪)につながっている――と信じていた。ところが、代表選考は突然、打ち切られ、夢は絶たれることに。スポーツクライミングの五輪切符をめぐる混乱で、途方に暮れ、涙をのんだ選手たちがいる。

 昨年12月、愛媛県西条市であった「複合ジャパンカップ」。当初の予定では、五輪代表の最終選考会を兼ねた大一番になるはずだった。だが、実際には「優勝」しても、五輪にはつながっていない大会に。

 「五輪をめざし、(コロナ禍で)大会がない中でもギリギリのモチベーションでやってきました。(選考が)いきなり途切れてしまって、何に対して日々練習するのか……。ブレなかったと言えば、やっぱりうそになります」

 静かな口調の奥に悔しさをにじませたのは、28歳の藤井快(こころ)(TEAM au)だ。ボルダリングで過去3度も日本一に輝いた実力者だが、代表の座はつかめなかった。

 男女各2枠の五輪代表選考は、目に余るほどの大混乱だったと言っていい。

 日本山岳・スポーツクライミ…

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