給料ファクタリング、全国2例目の摘発 容疑の7人逮捕

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 給料を受け取る権利を客から買い取り、現金を貸し付ける「給料ファクタリング」を無登録で営んだうえ、法外な利息を得たとして、警視庁は、給料ファクタリング大手「ZERUTA(ゼルタ)」(東京都新宿区)の社長、足立慎吾容疑者(34)=東京都新宿区四谷4丁目=ら男女7人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の容疑で逮捕し、14日発表した。同庁によると、給料ファクタリングを手がける業者の摘発は全国で2例目という。

 給料ファクタリングは、客が給料を受け取る権利を業者に安く売り、給料を受け取ったら額面通りに買い戻す仕組みで、差額が業者の利益になる。数年前から多額の「手数料」を要求する業者が相次いで社会問題化し、金融庁が注意を呼びかけるとともに、昨年3月、貸金業にあたるとの見解を示した。無登録で営むことはできない。

 生活経済課によると、7人は昨年4月、都内の40代の男性ら男女12人に現金74万4607円を貸し付け、法定利息(年利20%)の約14~31倍の利息計18万7533円を受け取ったなどの疑いがある。ホームページで「即日融資に代わる給与ファクタリング」「あなたの強い味方」と勧誘したという。

 同社は2018年6月以降、コロナ禍で生活に窮した人も含む全国の約9万7千人に計約50億円を貸し、約13億円の利益を得ていたという。