朴槿恵・前大統領の実刑確定 懲役20年、罰金17億円

ソウル=鈴木拓也
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 韓国の前大統領、朴槿恵(パククネ)被告(68)が韓国の財閥から巨額の賄賂を受け取った贈収賄事件などで、韓国大法院は14日午前、検察の上告を退けた。朴被告に懲役20年、罰金180億ウォン(約17億円)、追徴金35億ウォンを命じたソウル高裁差し戻し審判決が確定した。

 判決は、韓国最大財閥サムスングループ側から朴被告側近への資金提供や、韓国の情報機関・国家情報院が大統領府に秘密資金を上納した事件で、朴被告の関与を認定した。朴被告はすでに、公職選挙法違反罪で懲役2年の実刑も確定しており、ソウル拘置所に収監されている。

 朴被告は2017年3月に、国会の弾劾(だんがい)訴追で罷免(ひめん)を宣告されて失職。翌月に、サムスングループから総額298億ウォンの賄賂を受け取ったとして収賄などの罪で起訴された。その後、国家情報院が大統領府に秘密資金を上納した事件でも追起訴された。朴被告は起訴内容を全面否認し、出廷拒否を続けた。

 韓国では昨年10月に、李明博(イミョンバク)元大統領も収賄罪などで懲役17年の実刑が確定している。(ソウル=鈴木拓也)