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 例えば書評対象の本からの引用だけで構成した書評は「書評」じゃないしそもそも「引用」でもないのですが、「安彦良和 マイ・バック・ページズ」(昨年12月刊/太田出版)を読んだ今、その誘惑に逆らえません。

拡大する写真・図版アニメーター、アニメ監督、漫画家の安彦良和さん。総監督を務めたアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅰ 青い瞳のキャスバル」公開時に撮影しました=2015年2月、東京・日比谷

 「俺の漫画はよく状況に流されるパターンが多いなんて言われる」「ストーリーとしてそれでは弱いんだろうなと思いつつも、そのあたりにロマンを感じちゃうからどうしようもない」(490ページ)、「一生コソコソと逃げ回った人がいたんだけど、そういう人がすごく愛(いと)おしい」(319ページ)、「ラストをまず考えてそれから描くようなことは、俺の場合はほとんどない」(307ページ)、「ずっと裏道人生を辿(たど)った人がいい死に方をできないというのはお約束なので(中略)あっけなく流れ弾とかに当たって(主人公は)死ぬんだろうと。(中略)予定通りの終わり方だったね」(329ページ)、「後から『一体何が言いたかったんですか?』と聞かれる」(280ページ)、「(編集者が)『作品の中で、言いたいことが今ひとつ分からない』というようなことを言うんだよね」(314ページ)

 引用おしまい。これからちゃんと「本文」も書きます。

 「機動戦士ガンダム」などを手…

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