新聞紙上に、ひっそり載った国土交通省の人事。霞が関の官僚たちは、菅官房長官による降格人事だとささやきあった。菅氏の人事へのこだわりは、「恐怖による官僚支配」とも指摘される。
2017年7月5日の朝日新聞朝刊。5面に、中央省庁の幹部人事を伝える記事が大きく載った。最終版の記事の見出しは「省庁人事 にじむ『安倍カラー』 首相秘書官に『スピーチライター』抜擢(ばってき)」。首相、安倍晋三のスピーチライターを務めていた当時42歳の若手だった内閣副参事官、佐伯耕三の首相秘書官起用を報じたものだ。
しかし、この記事が載るページには国土交通省内で「菅カラー」と目された人事もひっそり載っていた。
それは、鉄道局長が自動車局長に移る人事だった。
旧運輸省出身のこの官僚は国交…
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