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 昨年まで31年続いた大学入試センター試験に代わり、初めての大学入学共通テストが16日から実施される。大学入試改革の一環で、より思考力や判断力などを重視した問題になっている。入学者の選抜に共通テストを利用する大学は866校と、センター試験時代を含めて過去最高だ。

 朝日新聞デジタルはコロナ禍の中で受験に挑む皆さんを応援するため、1月8日以降配信の受験関連の記事を当面の間、原則無料で公開します。

 通常であれば共通テストは1回だけだが、コロナ禍による休校で学習に遅れが出た高校生に配慮し、今回は特別に第2日程(30、31日)を設け、高3の受験生が選べるようにした。

 第1日程(16、17日)の試験会場数は681会場。受験生は様々な感染防止の制約のもとで試験に臨むことになる。マスクの着用が義務づけられるほか、入退室時には教室の入り口にあるアルコール液などによる手の消毒も求められる。

 教室の換気も少なくとも1科目ごとに行われるため、防寒対策も必須だ。昼食は会場内で自由に食べることはできず、自席で静かに食べなければならない。

 会場のまわりでは塾や予備校の職員らによる受験生への激励が毎年、風物詩になっているが、経済産業省と文部科学省は昨年12月の通知で自粛を求めた。

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 受験生らが気をつけるべき点について、大学入試センターなどへの取材をもとに、ポイントをまとめました。

 Q.受験生が新型コロナに感染したら

 A.受験票に記載されている「問合せ大学」に電話で伝え、30、31日の追試験(もともと30、31日の第2日程を受験予定の場合は、2月13、14日の特例追試験)を受ける手続きをします。

 Q.受験生が感染者の濃厚接触者になったら

 A.14日間の健康観察期間中に共通テストの試験日が重なり、受験を希望する場合、試験前日の午前10時までに「問合せ大学」に電話します。

 ①PCR検査などの結果が陰性②当日も無症状③公共交通機関を使わずに試験会場に行く④別室で受験する、という全ての条件を満たせば、予定通り受験できます。①の検査結果は保健所のものに限り、一般のクリニックのものは受け付けられません。

 Q.追試験を受ける場合の手続きは

 A.まずは「問合せ大学」に電話します。そのうえで、12~15日の午前9時~午後5時、16日午前7時半~午後6時10分、17日午前7時半~午後5時50分に、必要な書類を提出して申請します。必要な書類は状況によって異なるので、「問合せ大学」に確認して下さい。

 Q.当日の朝、熱が出たがコロナかわからない場合は、どうすれば

 A.無理して受験せず、追試験の申請をして下さい。会場に行っても「発熱の症状がある(37・5度以上)」「味を感じない(味覚障害がある)」など、チェックリストの症状に当てはまれば受験できず、結局、追試験を申請することになります。

 Q.試験当日の検温や健康確認は

 A.会場での検温はありません。試験日の7日ほど前から体温を測り、「受験上の注意」に添付されている「健康観察記録」を活用し、体調の変化を確認して下さい。

 Q.試験場に到着後、具合が悪くなったら

 A.監督者や試験場の担当者に申し出て下さい。試験中、激しいせきを何度もしているなど、明らかに体調が悪いと監督者が判断した場合は、別室に移動し、追試験の申請を求められることもあります。

 Q.保護者の同伴は

 A.試験会場には入れません。会場までの付き添いも、「密」を避けるためご遠慮下さい。

 Q.昼食を忘れたら

 A.今回は感染予防のため、試験場内の食堂などは利用できません。持参できなかった場合の対応は会場によって異なりますが、忘れないよう注意して下さい。

 Q.感染がさらに拡大した場合、各大学の個別試験は

 A.それぞれの大学が、感染状況を見極めて判断します。現時点で、変更の有無を公表している大学は少ないので、志望大学のホームページをこまめにチェックする必要があります。(土屋亮、阿部朋美、三島あずさ)

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