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 収賄などの罪に問われた韓国の朴槿恵(パククネ)前大統領に14日、懲役20年の実刑が確定した。前任の李明博(イミョンバク)元大統領に続き、長期服役となる。韓国政界では来年3月の大統領選を見据え、早くも赦免の是非が議論されている。

 韓国大法院(最高裁)は14日、量刑を不服とした検察の上告を退け、朴氏に懲役20年、罰金180億ウォン(約17億円)、追徴金35億ウォン(約3億3千万円)を命じたソウル高裁差し戻し審判決が確定した。判決は、韓国最大財閥サムスングループ側から朴氏側近への資金提供や、韓国の情報機関・国家情報院から大統領府への秘密資金の上納について、朴氏の関与を認定した。

 朴氏はすでに、公職選挙法違反罪で懲役2年の実刑も確定し、ソウル拘置所に収監されている。朴氏の前任の李明博氏も昨年10月に、収賄罪などで懲役17年の実刑が確定している。

 2人はともに保守系の大統領経験者で、文在寅(ムンジェイン)大統領ら進歩(革新)系勢力の政敵だ。文氏は、朴氏を弾劾(だんがい)、罷免(ひめん)に追い込んだ市民デモが今の政権を生んだと主張。政権発足以来、「積弊(積み重なった弊害)清算」を掲げ、疑惑の徹底追及を求めてきた。判決について、大統領府報道官は14日、「韓国の民主主義の成熟を意味する」とコメントした。

 韓国は三権分立を掲げるが、政権の意向に司法判断が影響されやすいと一般に受け止められている。社会で保革の勢力はくっきりと割れており、文政権下でその分断は一層深まったと言われる。

 こうしたなか、2人の赦免をめぐる議論が注目を集めている。口火を切ったのは与党「共に民主党」の代表で、次期大統領選への出馬が取りざたされる李洛淵(イナギョン)前首相だった。年明けに、2人の赦免を「適切な時期に大統領に進言する」と発言した。

 韓国メディアでは、政権与党の…

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