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 碓氷峠鉄道文化むら(群馬県安中市松井田町横川)は、シンボル遊具の「SLあぷとくん」を復活させようと、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)を18日から始める。日本には数少ない英国製の貴重な蒸気機関車(SL)で、修復に約1千万円かかるという。

 あぷとくんは客車3両(定員計60人)を引いて、園内の約800メートルを約10分で周回する。蒸気を吐く勇壮な姿で来場者の人気が高い。もう1台のディーゼル機関車(DL)と合わせた2018年度の乗客は約3万人だった。

 ところが19年8月、石炭と水で走るSLのボイラーを支える金具が老朽化。ボイラーが沈下したため運転を中止し、その後はDLがフル操業して補っている。

 文化むらの懐具合は厳しい。開園した1999年度は約30万人の来場者を誇ったが、19年度は約12万人に減少。収入も約1億2千万円に半減した。施設の所有者である安中市も財政難のため、市と昨年協定を結んだ大手CF仲介サイトの運営業者の力を借りることになった。

 3月末までで目標は1300万円。支援金額によって入園券や乗車券、ピンバッジなどの返礼品を贈る。問い合わせは文化むら(027・380・4163)。(野口拓朗)