西村悠輔
新渡戸文化小中高(東京・中野)にできた新しい創作拠点「VIVISTOP NITOBE」に、個性あふれる12脚の木製イスがお目見えした。同小の5年生がデザインを考え、高知県の林業関係者らとやり取りしながら4カ月かけて作り上げた。
「好きなイスに座っていい?」「これ、私たちのイスだ!」。昨年12月21日、ヒノキのいい香りが漂う教室に元気な声が響いた。この日、児童は展示作品と初のご対面。ユニークな形のイスに代わる代わる腰かけて、座り心地を確かめた。
「つらないブランコ」というイスを作った荒木真成佳(まなか)さん(11)は「これは貧乏揺すりできるイス。揺れ幅が大きいとこけるので設計に苦労した」と話した。座面の下に並ぶ波形の板は「水筒を置いても揺れで落ちない工夫」という。
「奇想天外」と名づけたイスは…
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