全トヨタ労連、春闘でベア要求額掲げず、要求ゼロ容認も

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千葉卓朗、三浦惇平
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 トヨタ自動車系の314労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会(組合員数約35万7千人)は15日、2021年春闘の要求方針を決めた。基本給のベースアップ(ベア)要求の目安額の提示をやめる。横並びの要求ではなく、各組合の主体的な要求を促す狙い。コロナ禍で業績が厳しいなどの事情でベア要求しない組合も容認する。

 全トヨタ労連は19年春闘から「脱ベア重視」の姿勢に転換。各組合横並びの統一要求ではなく、各組合がそれぞれ「目指すべき賃金」を設定し、必要な賃上げ額の要求を促してきた。ただ準備が整わない組合のために、「ベア月3千円以上」といった目安額を昨年までは示していた。

 今回の方針では、この目安額の提示をやめた。全トヨタ労連の鶴岡光行会長はこの日記者会見し「各企業によって事情が違う。(ベアの)上げ幅議論でものを言うのはおかしい」と説明。「働き方に応じた賃金制度の構築が今求められている。今年が大きな転換点になる」と強調した。

 また、新型コロナの影響で業…

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