政治とカネ「時期が来ると出てくる」 首相が語った認識

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菅原普
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 収賄罪在宅起訴された吉川貴盛・元農林水産相は、菅義偉首相に近い人物として知られる。新型コロナウイルスへの対応が迷走し、内閣支持率の下落にあえぐ首相に、「政治とカネ」の問題が追い打ちをかけた格好だ。だが、今のところ首相に「政治の信頼回復」に真っ正面から取り組む様子はみえない。それは、12日に首相が朝日新聞のインタビューに語った言葉からもうかがえる。

 吉川氏の事件を含め「政治とカネ」が問題化するなか、政治資金規正法の改正などに取り組む考えがあるかを問われると、首相はまず、こう言った。

 「まぁ、この問題というのは、古くて新しいというんですかねぇ。いったん時期が来ると、出てくることです」

 一定の頻度で問題が起きることは仕方がない、とも受け取られかねない言い回しだった。そして続けた。

 「やはり大事なのは、政治家個人がまさに襟を正していくこと。まずこれが基本だと思っています」

 吉川氏の個人の問題といわんばかりだった。

 「そういう中で、政治資金規正法という法律があります。それにもとづいてしっかり対応していくというのが、そこはある意味では当然のことだろうと思います」

 結局、規正法の見直しなどに取り組むかどうかは語らずじまいだった。この日のインタビューの時間は20分間。深刻化するコロナ禍への対応を中心にやりとりが続いた。

みえてこない「対応」

 首相は吉川氏と初当選同期で…

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