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スポーツのミカタ

 中京テレビのアナウンサー、佐藤啓さん(58)が母校・南山大学出身のプロ野球選手、滝良彦さんの半生をつづった「無名の開幕投手 高橋ユニオンズエース・滝良彦の軌跡」(桜山社)を出版した。約6年をかけ、滝さんや家族、多くの元プロ野球選手らを取材した力作で、「戦後間もないころのプロ野球を支えた先輩の野球への思いなどを伝えたい」と話している。

 右投げの技巧派投手だった滝さんは南山大の前身、南山外国語専門学校から社会人を経て、1952年に毎日オリオンズに入団。54年に誕生したばかりの高橋ユニオンズに移籍し、1年目に開幕投手を務めるなど活躍した。その後、大映ユニオンズ、大毎オリオンズと移り、59年に引退。実働8年で213試合に出場し、44勝63敗、防御率3・20の成績を残した。2017年3月に87歳で亡くなった。

 そんな滝さんの存在を佐藤さんが知ったのは13年、野球雑誌の記事だった。「プロ野球トレード史に関する記事で、あの大投手のスタルヒンと並んで写真が掲載されていた。誰だろうと思った」。ネットで調べると南山大出身とわかった。「決してスポーツが強い大学じゃない。プロ野球選手がいたなんて」と驚いたという。

 そこから興味を持ち、大学同窓会などつてを頼りに連絡先を探した。14年7月に初対面。近鉄ファンで野球少年だった佐藤さんは、滝さんが紡ぐプロ野球の物語に引き込まれたという。「中西太さんや野村克也さんら大物と戦っていた。先輩は無名だけど、何とか記録を残したい」と思ったという。

 滝さんが亡くなる10日前まで…

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