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 SHARP(シャープ)のロゴが入ったマスクは試験会場で使えるのか、使えないのか。大学入学共通テストの初日を目前に控え、シャープの公式アカウントのツイートをきっかけにネット上でこんな議論が巻き起こった。大学入試センターが示した見解は――。

 発端になったのは、15日午前のシャープのツイートだった。

 「明日の大学入学共通テスト、試験中のマスクは英文字や地図がプリントされたものは着用不可だそうですから、シャープのマスクは使えません。ご注意ください。それよりなにより、困難と雑音極まる、かつてない試験に立ち向かおうとする受験生のみなさん、どうかがんばって」

 これに対し、ツイッターでは「メーカーのロゴすらだめなのか」といった声が相次いだ。「家にあるので使えるやつ、アベノマスクだけになっちゃう」とのツイートや、一般に販売されている文房具なども使えないのではないかとの懸念も出た。

 大学入試センター試験に代わり今年度から実施される大学入学共通テストは、16日に初日を迎える。大学入試センターは受験生に昼食時を除き、原則として常時マスクを着用するよう求めている。フェースシールドのみの着用は認められていない。

 センターがホームページ上に掲載しているQ&Aには、次のような記述がある。

 「手作りマスクについては、口と鼻がしっかり覆われていて、顔にできるだけ密着していて、洗濯等で清潔にしているものであれば着用しても差し支えありません。また、英文字や地図等がプリントされているマスク等は着用しないでください。なお、英文字や地図等がプリントされているマスク等を着用している場合は、試験場で用意している予備のマスクを着用してもらうことがあります」

 シャープ製のマスクは2020年3月に販売を開始。液晶パネルなどを製造する自社工場のクリーンルームを使って生産している。当時はマスク不足が深刻だったこともあり、国内メーカーがマスク生産に参入したことが話題を呼び、これまでに1億枚超が販売された。白いマスクを正面から見ると、右下の隅に「SHARP」とロゴが記されている。

 この英単語のロゴはアウトなのか、セーフなのか。シャープのツイートを見た受験生や保護者などから、大学入試センターとシャープに問い合わせが殺到した。シャープは数時間後、センターに確認のうえ、「大学入試センターの方からあらためてご連絡があり、シャープのマスクは差し支えなく使用できるとのことでした。だいじょうぶです。がんばってください」と新たに投稿した。

 大学入試センターの広報担当者は、「シャープ製のマスクは使えます。一律には言えないが、企業名のロゴは問題のない範囲内です。マスクに限らず、例えば上着などに英文字や地図が記載されている場合、不正行為につながると判断された場合は脱いでもらうこともあります」と話した。(鎌田悠)

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