[PR]

 富山県氷見市特産のブリの皮を使ったスマートフォンケースができた。普段捨てられる皮が加工を経て、美しいうろこ模様とつや、柔らかな手触りの「フィッシュレザー」として生まれ変わった。17日までクラウドファンディングで制作資金を募っている。

 手がけるのは、氷見市の地域おこし協力隊員、野口朋寿さん(27)。香川県出身で富山大学時代にフィッシュレザー作りを始めた。

 2018年に隊員になった後は、商品化を見据えて漂白やなめし、染色などの各工程に磨きをかけた。「商品として出せるクオリティーになった」と自負できた昨年4月、独自ブランド「tototo」を設立。ブリやスズキ、マダイの皮を使った財布と名刺入れ、キーホルダーの販売を通販サイトで始めた。普及のためのワークショップなども開いている。

 スマホケースは、3月で隊員としての任期を終えるのを前に、フィッシュレザーをより身近に感じてもらえる商品として考案した。アイフォーン用で、落ち着いた色合いの3色(オレンジ、緑、紺)を用意。専用ページ(https://camp-fire.jp/projects/view/353993別ウインドウで開きます)で、17日まで資金を募り、支援者には予定販売価格(税込み1万1千円)の20~35%引きで提供する。野口さんは「一匹一匹模様が違い、使えば使うほど味がでるオンリーワンな商品」と語る。

 さらに今回は、1品限定で魚津水族館から提供された深海魚リュウグウノツカイの皮を使った特別ケースも制作。特徴的な長いヒレに合わせて赤色に染め、体と同じ銀色に塗装した一点もので、お値段は税込み88万円。野口さんは「扱ったことのない皮でワクワクした。話題づくりになれば」と話している。(竹田和博)

関連ニュース