調布の陥没現場、三つ目の空洞発見 住民「原因明らか」

平山亜理
[PR]

 東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事現場の上の道路が陥没した東京都調布市東つつじケ丘2丁目で、新たな地下の空洞が見つかった。最初の陥没発生後に見つかった空洞は三つ目で、「外環被害住民連絡会・調布」のメンバーは15日、「全てがトンネル工事の施工トラブル周辺の上で起きており、原因は明らかだ」と訴えた。

 東日本高速道路(NEXCO東日本)は15日、地表面から16メートルの地中に、幅約4メートル、長さ約10メートル、厚さ約4メートルの空洞が見つかったと発表した。陥没原因を調べるため、入間川ぶんぶん公園の中でボーリング調査をしている時、地盤の緩みが見つかり、空洞を発見した。最初の陥没箇所から、120メートルほど北側という。

 これを受け、連絡会のメンバーら十数人が、今回見つかった空洞の現場に集まり、「地域の地盤を元に戻し、今後もずっと地域に安心して暮らせる生活を約束してほしい」などと訴えた。会は15日、国や都、調布市やNEXCO東日本などに要請文を提出。事故を検証した有識者委員会のメンバー10人のうち8人が、工事技術などを確認した東京外環トンネル施工等検討委員会と同じであることなどを指摘し、公正さが保てないとして第三者委員会の設置や補償などを求めた。

 空洞の発見場所近くに住む女性(56)宅には、14日夕にNEXCO東日本の職員が訪れ、「空洞らしきものが見つかった」と告げたという。女性宅前の道路には、トンネル工事前になかった凹凸ができていたといい、「きちんと対応してほしい」などと話した。平山亜理