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 ダウン症や発達障害、身体障害のある人が描いた作品を展示した「みんなのチャレンジアート展」が、福岡県大野城市の大野城まどかぴあで開かれている。

 レースや布、和紙を貼り合わせてシーラカンスをかたどり、その口の中に寝そべる猫を描いた遊び心あふれる作品や、やっとさわれるようになったというカブトムシが樹液を吸っている様子を大きく描いて「森のレストラン」と題した作品など、のびのびとしたタッチや色合いの作品約100点がずらりと並ぶ。中には、夜中にふと目覚めて聞こえてきた音に思いをはせて描いたという作品も。

 作品は、アートを通じて障害者を支援するNPO法人コミュニケーション・アートの活動に参加する福岡、佐賀両県内の人ら約80人がこの1年に描いたもので、販売もしている。入り口近くには、出展者とその母親たちがそれぞれ描いた絵や布作品を組み合わせたメリーも飾った。

 一部の出展者が通う施設を運営する社会福祉法人野の花学園の職員、里悠莉さん(23)は「好きなものを描いている時間は楽しそうで心に余裕が生まれ、自信にもつながっているようです。言葉でうまく表現できない人でも、絵で気持ちが伝わることがあります」と話す。

 16日午後1時と3時には出展者のアートライブがある。19日まで。入場無料。(岩田誠司)

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