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 大阪など7府県への再度の緊急事態宣言は、新型コロナウイルス感染者の国内初確認から1年となる時期に出された。「こんなことがいつまで続くのか」。昨年2月にクラスター(感染者集団)が発生した大阪市のライブハウスは、苦しい1年を過ごした。光はいまだ見えない。

 大阪府に緊急事態宣言が出された14日。「こんなに長引くなんて」。大阪市北区のライブハウス「Rumio」代表の金中(かなか)謙太さん(31)は話した。

 夢を追うアーティストの背中を押している。その誇りでやってきた。だが再度の緊急事態宣言で、午後8時までの時短営業を求められ、応じざるを得ない。「また客が減ることは間違いない。どうやって乗り切っていけばいいのか」

 1年前を思い出す。

 国内で初めて患者が確認されたのは昨年1月15日。金中さんの携帯電話に市保健所から連絡があったのは、その2カ月ほど後の3月上旬の昼だった。「感染した2人が、そちらのライブハウスに行っていたようです。店名を公表させていただきたい」

 2月の中下旬、大阪市内の4軒のライブハウスでクラスターが発生し、少なくとも83人の感染者が出た。Rumioでも2月18日のライブで感染が確認された客が6人いた。

 ただ、金中さんはそれほど深刻に受け止めていなかった。「コロナってどういうものかよく分からない」。公表を受け入れ、店名は3月7日に発表された。

拡大する写真・図版経営するライブハウス「Rumio」に立つ金中謙太さん。「好きなことをして生きていく人を応援しようとやってきた」=2020年12月29日、大阪市北区、矢木隆晴撮影

 世間の反応は激しかった。「謝…

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