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 【山梨】再生可能エネルギーを導入しようと、北杜市は水道管を流れる水の力を利用して発電するマイクロ水力発電所を市内に設置し、14日、発電機を起動させた。出力は19・9キロワットで、水道施設を利用する20キロワット以下の小型水力発電は県内初という。

 マイクロ水力発電機が設置されたのは、北杜市須玉町東向にある峡北地域広域水道企業団の須玉第二減圧槽の建物内。浄水場と配水池の間に位置し、53・8メートルの落差を利用して、水道水の流れる力で発電する。起動式では、上村英司市長がスイッチを押した。

 市によると、一般家庭38軒分の電力を供給できる。年間発電量は14万キロワット時で、約52トンのCO2の削減を見込む。設置費は約5500万円。2017年から4年かけて整備を進めてきており、昨年11月から試運転に入っていた。

 電気は固定価格買い取り制度を使って、東電パワーグリッド山梨総支社に販売し、年間約500万円の売電収入を見込んでいる。市は再生可能エネルギーとして、すでに水力と太陽光の発電施設を持っている。今回が3カ所目の設置になる。

 市では、電気の地産地消も視野にいれており、担当者は「売るだけでなく、市内で活用することも今後は必要になってくると思う。今回を先駆けとして、設置場所の地点調査などを進め、取り組みを広げていきたい」と話している。(三ツ木勝巳)

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